将棋部

1 部の概要

 平成15年に将棋同好会としてスタートし、平成19年から囲碁・将棋部となり、平成21年から将棋部となった。その間2〜3名だけで活動した時期もあり、20名以上の部員がいた時期もある。

◎全国大会への出場実績

平成22年度全国高校総合文化祭(宮城) 女子個人戦出場

平成24年度全国高校将棋新人大会(福岡) 女子個人戦出場

平成25年度全国高校総合文化祭(長崎) 女子個人戦出場

平成25年度全国高校将棋新人大会(北海道) 女子個人戦出場

平成26年度全国高校総合文化祭(茨城) 男子個人戦・女子個人戦出場

平成26年度全国高校将棋新人大会(新潟) 女子個人戦出場

平成27年度全国高校総合文化祭(滋賀) 男子個人戦・女子個人戦出場

平成28年度全国高校将棋新人大会(東京) 男子個人戦出場

平成29年度全国高校総合文化祭(宮城) 男子団体戦出場(ベスト16)・女子個人戦出場

 練習風景(コロナ前)

全国高校総合文化祭会場前で

  

2 活動方針

 ⑴ 自主性の尊重

 生徒同士の対局や生徒と教員の対局が活動の中心になるが、定跡、詰め将棋などを棋書を読んで研究する者やプロ棋士の棋譜を盤上に並べて研究する者もいれば、パソコンのソフトと対局する者、ネット対局を利用する者、自分の棋譜をパソコンのソフトに解析させて研究する者などがいる。いわゆる「振り飛車党」の生徒に、「たまに居飛車もやれば、将棋を指す楽しみが広がるよ。」とか、終盤で逆転負けの多い生徒に、「詰め将棋や必至問題をもっと解いてみてはどうか。」と言うようなアドバイスをすることはあるが、基本的に教員はあまり練習の仕方に干渉せず、生徒の自主性を尊重している。

 ⑵ 「文武両道」の実践

 ほとんどの生徒が、大学などの上級学校に進学し、東京大や京都大、九州大などを目指している生徒も多くいるので、勉強時間をしっかりと確保させることが肝要である。将棋部は時間的な拘束が少なく、部活動を通じて思考力や集中力が培われるという利点もあり、「文武両道」を実践しやすい部活動として、新入生には入部を勧めている。


3 活動の内容

 ⑴ 活動時間

 月・木は、7時限目まで授業があるので、5時前から6時過ぎまで、火・水・金は授業が6時限目までなので、4時前から6時過ぎまで活動を行っている。定期考査前には1週間程度の試験休みを設け、長期休暇期間中は、午前中に課外のある日のみ午後1〜2時間の練習をしている。

 ⑵ 自由な雰囲気で楽しく

 全国大会を目指して切磋琢磨することも、もちろん有意義なことであるが、教室以外の居場所、仲間を作って、将棋を楽しむことにより、ストレス解消の一助となることが、何よりも大切なことだと考えている。したがって、練習時間についても強制はせず、放課後の課外を受講したいという生徒もいるので、自分で週間の練習計画を作らせている。また、毎年12月の終わりには、「おでんの会」を、3月の下旬には、卒業生の追い出し会として「バーベキューパーティ」を、囲碁部と合同で行っており、後者には毎年OBやOGも何人か参加する。昨年度は残念ながらコロナ禍のために実施できなかった。

 バーベキューパーティ

 追い出し会後の記念撮影


 ⑶ 部 室

 現在、活動場所としては、学校の隣にある同窓会館「東筑会館」の中にある60畳の和室を囲碁部と半分ずつ使わせていただいており、そこにテーブルを出して練習をしている。その部屋には大きな押入れがあるので、そこに盤と駒を20セット程、棋書を400冊程、将棋のソフトを何種類かインストールしているパソコン1台と対局時計数台を置き、部員に自由に使用させている。

 練習風景(コロナ後)

 棋 書


4 年間スケジュール

 4月 福岡県高校将棋選手権大会 (全国高校総合文化祭予選)

 7月 段級位認定戦

 7・8月 全国高校総合文化祭

 10月 福岡県高校将棋新人大会 段級位認定戦

 1・2月 全国高校将棋新人大会

 高校将棋選手権大会

 段級位認定戦


 7月の段級位認定戦は、東筑高校で毎年行われるが、その際プロ棋士をお招きして、指導対局や講義をしていただいている。福岡県出身の中田功八段がいらっしゃったときには、終盤力をつけるには詰め将棋よりも必至問題を解く方がよいというアドバイスをして下さったことが大変印象に残っている。

  畠山成幸八段による指導対局


5 成果と課題

 当初3〜4名の生徒の要望で立ち上げた将棋同好会であったが、今年で既に20年目になる。その間、平成29年には、悲願の男子団体戦での全国大会出場を果たし、平成30年は男子団体戦3位、令和元年は2位であった。女子個人戦では何度も全国大会に出場しており、令和元年は、男子個人戦のC級(初心者クラス)で1〜3位を独占した。毎年段級位認定戦で初段、弐段に認定されるものが数名おり、それぞれの棋力に応じて活躍している。そして、何よりも部員がくつろいで将棋を楽しむ環境ができていることが大きな成果であると考えている。部員数が一定しておらず、年度によって大きな差がある。現在は新2年生の部員が0名なので、ぜひ多くの新1年生に入ってもらいたい。

 卒業アルバム用写真撮影









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