3学年で履修する専門科目「Ti物理」「Ti生物」への導入と捉え、基礎的内容から専門内容へスムーズに
移行することを目指し、発展的な内容を扱うスペシャリスト育成のための学校設定科目です。
対象 第2学年(理系SSクラス)
【平成30年度】
トータル・サイエンス特別講義
平成30年12月12日(水)
2年生のSクラス40名,Gクラス40名がそれぞれ学校設定科目「トータル・サイエンスS」「トータル・サイエンスG」の授業において、「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
今回の講師は山口大学大学院医学系研究科の 北川 孝雄 助教です。「ゲノム編集から学ぶ分子生物学の基礎」と題してお話いただきました。
ゲノムとは何かといった基本的な事柄から、ゲノム編集とはどのような操作であるか、また、ゲノム編集により、生物にどのような影響が考えられるか、といったことを高校での学習をベースに、最先端の内容までお話して下さいました。ゲノム編集がヒトの病気を治す手段となることにも触れられ、高度な内容でしたが、興味を持つことができました。
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先端科学セミナー
平成30年7月23日(月)
2年生のSクラス、Gクラス(計71名)が、「先端科学セミナー」の授業として(株)安川電機(北九州市八幡西区)を訪問しました。この訪問は今年で4年目です。
「安川みらい館」では人間の腕のような細かい動きが可能なロボット、人の歩行を補助するロボット、薬品開発の研究用ロボットを、「ロボット工場」では、ロボットがロボットを作る工程を見学し、世界でトップシェアを誇るロボット制御の最先端技術を実感することができました。
見学のあとは、安川電機人事総務部職員様のファシリテーションのもと、「近未来の技術を考えよう!~どんなことを解決してみたい~」を大テーマに、班毎に、たとえば「未来のめがね」「未来の教育」などのテーマを立て、ブレインストーミングでアイデアを出し合い、発表を行いました。意見の出し方、まとめ方を7月11日(水)に事前指導していただいた各班の生徒班長がディスカッションをリードしました。
最後に、安川電機みらい館 岡林千夫 館長が「AI・ディープラーニングによる近未来の世界」というテーマで講演を行って下さいました。AIがより発達していくこれからの世界で、人間はそれにどのように関わり、どのように存在していくべきか考えさせられました |

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トータル・サイエンス特別講義
平成30年7月11日(水)
2年生のSクラス40名,Gクラス40名がそれぞれ学校設定科目「トータル・サイエンスS」「トータル・サイエンスG」の授業において、「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
今回の講師の先生は九州大学大学院芸術工学研究院の 松隈浩之 准教授です。「ゲームで世界を救う! ―シリアスゲーム研究開発―」と題して、福岡市やゲーム開発企業と連携して研究されているシリアスゲームの開発についてお話いただきました。ゲームと聞いて高校生のような若い世代対象のものだろうと思って講座に臨みましたが、シリアスゲームは「社会の諸領域の問題解決のために開発・利用されるデジタルゲーム」で、その一つ、高齢者用リハビリゲームを開発し、リハビリに楽しく意欲的に取り組んでもらって体と心の健康をつくるというお話を聞いて、発想ひとつで技術にはいろいろな可能性が拓けるのだと感じました。また、ゲームの開発・普及は、受け入れられやすいデザインや効果音を考えたり、ゲームの適切な運用方法を考えたりと、文系的とみられる活動とも関連が深く、課題解決のためには多様な人々の協力が必要であることもわかりました。
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【平成29年度】
トータル・サイエンス特別講義
平成29年9月15日(金)
2年生のSクラス44名が本校の学校設定科目「トータル・サイエンスS」の授業において、「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
講師の先生は、昨年度に引き続き早稲田大学先進理工学部生命医科学科の佐藤政充准教授にお願いしました。「細胞分裂研究から生殖医療に向けて」と題して、細胞分裂時の紡錘体の働きや生殖医療への関与についてとても分かりやすく説明してくださいました。医学系を希望する者が多いこともあり、生徒たちは大変興味を持ったようでした。
また、導入時に先生自らの経験についてお話してくださり、生徒たちは研究職について親近感がわいたようでした。 |
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先端科学セミナー
平成29年7月21日(金)
2年生のSクラス、Gクラス(計80名)が、(株)安川電機(北九州市八幡西区)を訪問しました。「安川電機みらい館」では、ロボットとのゲームを楽しんだり、薬品開発の研究に活用されているロボットの観察をしたりしました。また、「ロボット工場」では、ロボットがロボットを作る工程を見学しました。
見学のあとは、人材多様性推進室のファシリテーションで、「未来の技術」について、班毎にテーマを設定して、ブレインストーミング&プレゼンテーション演習を行いました。
今年度は、安川電機の方が班のリーダーを対象にファシリテーションの基本についての事前研修を行って下さいました。また、班毎のテーマを事前に決定したりするなど、事前準備を行って、当日の研修に臨んだこともあり、活発に討論を行え、考えを模造紙にまとめ、発表を行うことができました。各班のテーマは次の通りです。
1班「未来の床」 2班「未来の学校」 3班「未来の水筒」 4班「未来の液」 5班「未来の靴」
6班「未来の天気予報」 7班「未来の黒板」 8班「未来の筆箱」 9班「未来の眼鏡」 10班「未来の教室」
最後に、安川電機みらい館 岡林千夫 館長が「人工知能はどこまで進んでいるのか?―我々の目指すべき社会とは―」というテーマで講演を行って下さいました。AIの現状と今後の社会に及ぼす影響についてとても分かりやすく説明して下さいました。講演後、生徒が自主的に質問を行うなど、興味関心を高めることができたようです。 |


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トータル・サイエンス特別講義
平成29年7月12日(水)
2年生のSクラス44名が本校の学校設定科目「トータル・サイエンスS」の授業において、「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
今回の講師の先生は九州大学大学院理学研究院生物科学部門の高橋 達郎 准教授で、「分子生物学研究の最先端をのぞきみる」と題して、DNAの構造や増殖の仕組みについてのお話でした。大学レベルの内容でしたが、高橋先生は分かりやすく説明してくださいました。生徒たちは、特に細胞分裂時の染色体分配の様子の動画が印象に残ったようでした。
また、大学における学問や研究者のあり方、理学部とはどのような学部か、といったお話もしてくださったので、進路を考える上でとてもよい刺激になりました。 |

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【平成28年度】
トータル・サイエンス特別講義
平成28年10月7日(金)
学校設定科目「トータル・サイエンスS、G」の授業において「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。(対象生徒:2年Sクラス42名、Gクラス38名)
今回の講師は大阪大学核物理研究センター特任助教の蓑茂工将先生で、「原子核物理学の果たすべき使命~ImPACTプログラム「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」への取り組み~」をテーマとし、講義をして頂きました。
また、国立研究開発法人科学技術振興機構のImPACTプログラムマネージャーである藤田玲子先生にもお話をして頂きました。
国家的なプロジェクトであるImPACTプログラムに取り組まれている研究者のお話を聴くとても貴重な機会であり、原子核物理学が放射性廃棄物の処理を行う上で非常に重要であることを知ることができました。
授業のあとの座談会ではお二人とも丁寧に生徒の質問に答えて下さいました。 |
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トータル・サイエンス特別講義
平成28年9月27日(火)
学校設定科目「トータル・サイエンスS」の授業において「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
(対象生徒:2年Sクラス42名)
今回の講師は早稲田大学先進理工学部生命医科学科の佐藤政充准教授で、「細胞分裂研究から生殖医療に向けて~わたしたちの身体の中で起きる染色体綱引きの重要性~」と題して1時間の講義を行って頂きました。
私たちの体を作る細胞が行う細胞分裂について、蛍光タンパク質によって発色させて撮影した動画等を用いて非常にわかりやすく説明してくださいました。また、生殖医療とどのように関連しているのかもお話して頂きました。医学系を志望している生徒以外にも興味関心が高まったようです。
平成28年8月16日(火)
2年生Sクラス、Gクラス(計80名)が、(株)安川電機(北九州市八幡西区)を訪問しました。
「安川電機みらい館」では、壁面が高速かつ精密に制御されて動く「メカトロニクスウォール」や産業用ロボットなどのパフォーマンスを見学し、ロボットとのゲームを楽しみました。また、「ロボット工場」では、世界トップシェアの産業用ロボット「モートマン」の生産ラインで、ロボットがロボットを作る工程を見学し、その技術力の高さに驚嘆しました。
見学のあとは、人材多様性推進室のファシリテーションで、「皆さんの学校の困りごとをロボットを使って解決してみよう!」をテーマに、ブレインストーミング&プレゼンテーション演習を行いました。企業流のトレーニングでアイデア出しの手法を学び、生徒たちも積極的に多様な意見を出し、討論を行い、班ごとに模造紙に考えをまとめてプレゼンテーションを行いました。短時間ではありましたが、個性的なアイデアを出し、まとめるよいトレーニングができました。
平成28年7月8日(金)
2年生のSクラス42名が本校の学校設定科目「トータル・サイエンスS」の授業において、「トータル・サイエンス特別講義」を受講しました。
今回の講師の先生は本校の卒業生でもある九州大学大学院システム情報科学研究院電気システム工学部門の岩熊 成卓 教授で、「超伝導とその応用」と題して、リニア新幹線や医療用MRIなどに用いられている超伝導のしくみについて、1時間の講義を行っていただきました。また、実際に液体窒素を用いて、-196℃に冷却し超伝導体となった物質の磁気浮上や、バラの花等の変化の様子を目の前で観察させていただきました。実演も加えることにより、更に興味関心が高まりました。
【平成27年度】
トータル・サイエンス特別講義
平成27年9月29日(火)
大学教員の講義を通して最先端科学に対する知識を深め、科学に対する興味関心を高める「トータル・サイエンス特別講義」が行われました。本校の学校設定科目「トータル・サイエンスS」の授業において、2年生のSクラス40名が受講しました。
講師の先生は早稲田大学先進理工学部 応用物理学科の青木隆朗教授で、「光子の不思議な性質」と題して、1時間の講義を行っていただきました。現代物理学の土台となる量子力学に関連して、光(電磁波)についてわかりやすく教えていただきました。ミクロの世界における光子の不思議なふるまいについて、画像等も紹介していただきながらお話を聞き、科学について興味が深まりました。
先端科学セミナー
平成27年7月29日(水)
2年生Sクラス、Gクラス(計80名)が、(株)安川電機(北九州市八幡西区)を訪問しました。
6月にオープンしたばかりの「安川電機みらい館」では、壁面が高速かつ精密に制御されて動く「メカトロニクスウォール」や産業用ロボットなどのパフォーマンスを見学しました。また、「ロボット工場」では、世界トップシェアの産業用ロボット「モートマン」の生産ラインで、ロボットがロボットを作る工程を見学し、その技術力の高さに驚嘆しました。
見学のあとは、人材多様性推進室のファシリテーションで、「安川電機のロボットを使って身近な環境をよくするには」をテーマに、ブレインストーミング&プレゼンテーション演習を行いました。企業流のトレーニングでアイデア出しの手法を学び、生徒たちも積極的に多様な意見を出す力がつきました。
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トータル・サイエンス特別講義
平成27年7月7日(火)
2年生Sクラス、Gクラス(計80名)を対象に、九州工業大学大学院生命体工学研究科の脇坂港准教授をお招きして、特別講義を実施していただきました。講義テーマは「生物が支える物質循環と私たちの暮らし」で、1時間ずつ行っていただきました。 光合成の理論や現在注目されている微生物について、またそれらを活用したエネルギー生産方法などについて、詳しく話していただきました。 |
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【平成26年度】
トータル・サイエンス特別講義
平成26年10月22日(水)
大学教員の講義を通して、最先端科学に対する知識を深め、科学に対する興味関心を高めることを目的として「トータル・サイエンス特別講義」が行われました。
この特別講義はSSH事業スペシャリスト・ゼネラリスト育成カリキュラムのひとつで、学校設定科目「トータル・サイエンスS」「トータル・サイエンスG」を学んでいる2年生(133名)が受講しました。
講師として大阪大学蛋白質研究所ゲノム-染色体機能研究室教授の篠原彰氏をお招きし、DNAの突然変異など分子生物学領域の基本的な内容からヒトの遺伝病やガンにいたるまで、幅広い内容をわかりやすくお話していただきました。また、貴重な研究成果をスライドで見ることができました。
授業後には生命の巧妙さ、命の尊さが実感として残り、科学と人間との関係について考えを深めることができました。講義の後も、医学系、生物系の進路を考えている生徒から、多くの質問が出され、先生と直接お話をさせていただきました。
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